もし宇宙の星々が軌道運動していてその遠心力が重力と釣り合っていると考えると、宇宙の現在の形はより安定に保たれると思われます。例えば何らかの力が加わって軌道速度が変わってもその変化が余り大きくなければ、その速度で重力と遠心力が釣り合う様な楕円運動に変わるだけで、回転は維持され収縮や発散は起こりません。従って 「宇宙が星間引力に打ち勝って今の形を保っていられる理由」は、ビッグバンの膨張力ではなく、「月や地球、太陽系も銀河系も すべての星々がより大きな星の周りを軌道運動しているおかげである」「もしこの軌道運動が無ければ、我々の宇宙は存在していなかった」と言えると思われます。
現在の宇宙論では「ビッグバン理論や観測可能な最も遠い恒星までの距離(144±8億光年)等から宇宙の年齢は138億年である」と言われています。ビッグバン理論では、「宇宙(時空間)は138億年前に無からBig Bangで始まり、それ以前に現在の宇宙(時空間)は存在していなかった」と言われています。又「遠くの恒星の光が赤方偏移しているのは、宇宙が膨張している為に起こるドップラー効果」であり、「遠くになるほど赤方偏移が大きい事から、宇宙の膨張速度が加速している」と説明されています。一方、「宇宙のマイクロ波背景放射の量から、宇宙のサイズは少なく見積もっても780億光年以上である」とか「ビッグバンで宇宙が広がりつつある事を考慮すると、可視可能な宇宙の大きさは456億光年である」等と言われていますから、ビッグバンで宇宙が広がった速度は光速を超えていた事になります。相対性理論では「光速以上の速度はあり得ない」事になっており、どちらかもしくは両方が矛盾しています。
これらの事から、「ビッグバンの証拠は無く」、「宇宙の年齢は138億年より古く、宇宙は無限の過去から存在すると考えるのが自然」であり、「宇宙空間のサイズも背景放射の届かない距離を持ち、無限大と考えるのが妥当」であり、「138億光年より遠くの星の光は単に減衰して見えないだけ」で、「宇宙にある多くのチリやガスの種類とその分布や恒星の元素組成により恒星のスペクトルの暗線位置が互いに異なっている」又は「遠くの恒星や星雲も軌道運動をしている為にスペクトル線の位置がずれる」と考える方が自然であり、「現在、宇宙空間は平衡状態を保っており膨張していない」と考えると上記の観測結果と整合し、より自然と思います。又、宇宙の背景放射から存在すると言われているダークマターの正体は、宇宙空間に広がるチリやガス、光や電波を出していない為見えない星々ではないでしょうか?